決算の例外

税金と銀行借入

税金と銀行借入

よくあるお問い合わせの1つに、税金の支払いが滞っているが融資は可能か?があります。
その答えは、

税金を滞納している会社は、銀行から融資を受けることはできません。

滞納している会社を銀行は知ることができます。
それは融資を申し込みした会社から、納税証明書の提出を受けることでわかります。

銀行のプロパー融資(信用保証の付かない融資)では納税証明書の提出が求められることも少なく、滞納を見逃すこともあります。
また国民生活金融公庫、保証協会保証付融資などは、納税証明書が必須のため、滞納している場合、融資を受けることは難しいでしょう。

ここで銀行から融資を受けるケースについて説明します。
銀行借入には4つの種類があります。

  1. 証書貸付
  2. 手形貸付
  3. 手形割引
  4. 当座貸越

1.証書貸付

証書貸付とは、“一般的な金銭消費貸借契約書による貸付”のことです。

他の借り入れ(手形貸付、手形割引、当座貸越)が原則、短期借入金で1年以内であるのに対し、証書貸付は1年を超える長期借入金です。
一般的には3~5年程の中長期的な借入に用いられます。
分かりやすいところで、原則設備資金(設備機器購入、商用車購入など)に融資されます。

2.手形貸付

手形貸付とは、“会社が約束手形を銀行へ発行して実行される貸付”のことです。

短期借入金のため原則、返済は1年以内となります。
一般的に運転資金、決算、賞与資金などは原則、短期資金で借り入れるので、手形貸付がよく利用されます。

もし返済が滞った場合、当該約束手形は交換不能手形となり、不渡りに該当します。
半年に2回交換不能となると、銀行取引停止となるので注意が必要です。

3.手形割引

手形割引とは、手形に記載されている決済日前に現金化することです。

本来なら支払期日がこないと現金化できませんが、現金が必要なときに支払期日前に現金にすることができます。
手形割引の「割引」は、現金化する日から支払期日までの金利相当分を差し引いた金額を指します。

手形割引では、誰が振り出した手形かという“銘柄”が重要になってきます。
手形を受け取った会社が業績が悪いため信用が低くても、銘柄が良ければ借入がしやすくなる、というメリットがあります。

4.当座貸越

当座貸越(とうざ かしこし)とは、契約書で融資限度額・利率等を最初に設定し、その限度額内で融資を受けたり、返済できることをいいます。

証書貸付、手形貸付だと毎月いくら返済する、などの詳細が決まっているのに対し、当座貸越の場合は特にありません。
当座貸越には次の2種類があります。

  • 一般当座貸越
    当座預金口座に限度額を設けて、その範囲内でならいつでも貸越が可能になるます。
  • 専用当座貸越
    当座貸越枠勘定を設定し、払出伝票やキャッシュカードによって融資が受けられます。

2つの大きな違いは、当座預金と連動しているか、していないかです。

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